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エトワール 最後の60日

NHK BSでのプログラムです。
今年引退したマニュエル・ルグリのドキュメンタリー。
オーレリ・デュポンとの最後の公演「ル・パルク」終了後の舞台、オーレリがこみあげてくる嗚咽をこらえきれないシーン。
こういうのだめです。こちらもどーっとこみあげてきます。
彼女が怪我で長いブランクに入る前の、観客にすら伝わる”先生と反抗的な生徒”のパートナー同士だった頃から、復帰後の彼女の見違えるような成長ぶり、そんな流れを思い出したりして。
人にこの世で経験し得る最上のものは、人からのみ与えられる。
そんなことを思いました。
ところで、パリ・オペラ座はバレエの公演に通った時期にも大好きなバレエ団でした。
ある意味閉鎖的な不変の部分に、ちゃんと根拠がある、だからリスペクトされる。フランス文化の強さを感じます。
マニュエル・ルグリは特別なエトワール、とはよく言われることですが、何が違うのか?という話になりました。
素晴らしいパートナーシップと、エレガンスでしょうか。
どちらにも必要なのが、強い意志と美意識です。
(追記)
NHK地上波放送でも放映があるようです。
NHK教育テレビ「芸術劇場」
9月18日 22時30分~
エトワール最後の60日 ~マニュエル・ルグリ~
バレエ「ドン・キホーテ」(ハイライト)