お誘いいただき、香道を体験しました。
何の予備知識もなくまっさらの状態での参加です。
主宰の方の「香道に親しんでほしい」という純粋な厚意で場を作っていただきました。
ふんだんに使われる言葉遊びや、”道”とつくからにはついてくる作法のため、難しいイメージを持っていましたが、ルール自体はわりとシンプルで楽しいです。とはいえ、言葉遊びのベースになる古典文学の知識は、あったほうが楽しめると思います。
日本の古典文学を一切読んでいなかったので、最近読み始めた源氏物語。源氏香では偶然、記憶の片隅に残っていた歌が使われていました。こういう、ちょっとした体験のリンクは嬉しいものです。
以前、香道を教える立場の方から「和歌や季節感を織り込んだ文化的で高尚な遊び」という説明を受け、一生縁がなさそう・・と思っていただけに、今日はとても貴重な一日でした。
また主宰の方の入念な準備や心づくしのおもてなしに、感激して帰ってきました。
・・・ちなみに、参加者が全員同じコンディションで香を聞くことができないため、あくまで遊びとして鷹揚に構えて臨む必要があります。極端に負けず嫌いな人にはお勧めしません(笑)。
こちらは途中のブレイクで供された”世界一ちいさな金平糖”。普通の大きさのティースプーンにこんな風に入ります。
小さいなりにツクツクした突起を持っていて可愛らしいのです。