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空気感

damasco.jpg
今日は朝から商品の撮影。
撮影はいつも楽しんでいます。
小物やライティングで雰囲気を作る作業や、2次元で心地よく感じるバランスを整えていく過程など。
以前はよく「春の、イギリスの庭の、午後4時くらいの空気感」「スペインの朽ちた壁にあたる夕陽」なんて言ってはカメラマンを困らせていました。
商品を作っている間にもう、”撮影された”姿が頭の中に出来ていることもあるし、撮影の場でギューッと作っていくこともあります。
また、商品の撮影を予定している場合、プロト段階で何度かカメラに納め、「カメラ映り」を確認することも重要です。
カメラ映りから、商品としても足りない要素が見えてくることもあります。
写真は新作のプロトタイプです。
昔シリアの都市で完成された、織物「damasco(ダマスコ)」のイメージ。
伸びやかな柄行き、シルクの抑えた光沢、中間色同士のハーモニーを、完全に伝統に則った蒔絵の素材・技法で表現します。
プロトタイプの段階で撮影してみて、空気感の確認です。