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スタイリング

メジャーな09秋冬シーズンのファッションショウがひととおり終わり、先週はネットでランウェイの動画を見たり、
東京の展示会を見に行ったり、ミラノやパリのコレクションを実際に見た人のトレンドレポートを聞きに出掛けたりしていました。
私の専門はジュエリーやアクセサリー、和装小物といった装身具ですが、裸にアクセサリーを着けるわけではなく、全てを含めて着る人のスタイルが出来上がるので、年に2回のこの作業は必須。
どういうスタイルにしたいか、それをイメージして、小物に落とし込んでいくことも多いです。
ちなみにここのところ、ブランドのプレゼンテーションの内容が「服のデザイン」から、「スタイリング」へ、移行しているのを感じます。
これからは、全身のボリューム感や質感のコントロールをするスタイリングの作業がますます重要になりそう。
また、面白いのは「未スタイリング」の作り込まない服と、「スタイリング済み」とも言えるような作り込まれた多要素の服、両極端になっていること。
オートクチュールとプレタポルテとストリートファッション、この3つが2つに集約されるとしたらそんな分かれ方なのかも知れません。
デザインの方向性やインスピレーションを得るだけでなく、こんなことをいろいろ考えながら、分析の作業を楽しんでいます。