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帯留めの名品 展

yasaka.jpg清水寺へと続く、観光客向けルートの中にある、清水三年坂美術館。
帯留めの企画展があったので、初めて伺いました。
コレクションは、選択基準に個人の意志を感じるもの、しかも粒ぞろい。2001年スタートの館だそうです。
幕末から明治初期にかけては、日本の工芸品のレベルが最高だったという見方が大勢なのですが、当時作られた多くの品が海外へ流出していて、そのことがコレクションの原動力になっているようです。
一点一点がどれも素晴らしく、拡大鏡をつけている作品も多かったので細工を見ることができるのが有り難かったです。
半立体という帯留めの仕様の中で、豊かに展開する造形の美しさ。
館内には常設の他のアイテムもあり、ゆっくりと時間をかけて見終わる頃には、爽快で贅沢な気分になります。
桜の時期にはまだ早く、観光客も少なめの京都、久しぶりに楽しみました。写真は美術館を目指して歩く途中、見える八坂の塔です。